ソフトバンク・ペイメント・サービスの評判と考察

ソフトバンク・ペイメント・サービス株式会社は、元々はソフトバンク社の事業部門であり、最初はグループ内のYahooBBの決済を担当している部門でしたが、2004年にグループ内の決済を担当するソフトバンクの子会社として誕生しました。

現在はソフトバンクグループだけではなく、外向けにも決済サービスを提供していますが、取り扱い残高のほとんどはソフトバンクグループ内への決済サービス提供が多いのが現状です。

本日は元決済代行会社出身の筆者がソフトバンク・ペイメント・サービス株式会社について、他の評判サイトには決して書いていない、業界人にしかわからない評判と考察を解説します。

ソフトバンクペイメントサービスの由来・歴史

ソフトバンクペイメントサービスは、ソフトバンクの事業部が独立した会社ですから、グループ内の決済サービスの提供を目的とした会社です。

当時同じソフトバンクグループ内のには、ベルトランスが決済会社としてありましたが、ベリトランスは外向けに決済サービスを提供し、ソフトバンクペイメントは、グループ内に決済サービスを提供する位置付けでした。

しかし、ソフトバンクグループの金融部門(現SBIホールディングス)のグループ離脱に伴い、外向けの決済サービスを担当していたベリトランスもグループから離脱したため、ソフトバンクペイメントサービスがグループ外にも決済サービスを提供するにいたった経緯があるようです。

しかし、ソフトバンクペイメントサービスの取り扱い残高は圧倒的にソフトバンクグループ内が多いのが現状です。

決済業界に値下げの流れを作った?

ソフトバンクペイメントだけというわけではありませんが、2012年くらいから、決済代行業界では、手数料の値下げ合戦がはじまりました。その流れの一因を作ったのがソフトバンクペイメントと言われています。

もともと営業が弱かったソフトバンクペイメントは、テコ入れを行いました。ソフトバンクペイメントの経営層が変わり、ソフトバンクモバイルの社長が、ソフトバンクペイメントのTOPに着任しました。新しいTOPは、携帯電話の成功モデルをソフトバンクペイメントに持ち込み、当時の携帯電話の販売のように、手数料の値下げなどをはじめました。

こういった手法についていけない、ちゃんとしたベテラン営業社員が離職したり、またお客さんも、安さだけで決済のシステムもすぐには検討しないため、このモデルは機能しませんでした。この結果、決済業界は、他の要因も含み値下げ合戦に陥った経緯があります。

現在のソフトバンクペイメントは、このスタイルを止めて、従来の決済会社の営業スタイルに戻っています。

ソフトバンクペイメントサービスの特徴は?

ソフトバンクのペイメントサービスのターゲットは?

GMOペイメントゲートウェイと同じく、大手企業がターゲットになります。

ソフトバンクのキャリア決済の元締め

ソフトバンクペイメントは、ソフトバンクのキャリア決済の元締めの会社です。ですからソフトバンクのキャリア決済ということは、他の決済代行会社を使っていても、ソフトバンクペイメントを経由することになりますから、ソフトバンクペイメントには手数料が入ってきます。

キャリア決済は、主にゲームの課金など若年層向けに使われており、これからも伸びる分野ですから、キャリア決済に強いソフトバンクペイメントの強みです。

デジタルコンテンツ系に強い

元々がソフトバンクグループ向け決済からはじまったことから、大手の小売りへの決済導入では出遅れた感がありますが、ソフトバンクペイメントは、デジタルコンテンツ系の会社(バンダイナムコ等)に営業をかけました。その結果、デジタルコンテンツ系の決済には導入実績があります。

ソフトバンクペイメントサービスの特徴は?

ソフトバンクから異動で来ている人もいれば、中途採用の社員も多いです。どちらかと言えば、おとなしい社員が多い印象です。その理由は、メインはグループ内への決済サービスへの提供のため、他社に厳しく責められることも少ないので、のんびりした雰囲気です。

それに比べるとGMOペイメントゲートウェイは、外向けの営業をおこなっており、数字のプレッシャーもあり、営業をガツガツしている会社といえますが、それに比べると、ソフトバンクペイメントは、落ち着いている会社という印象です。

ソフトバンクペイメントに限った話ではありません。グループ会社向けのサービスをメインでやっている会社は、極端な話「何もしなくても利益が出る」構造になっていることが多く、社員の雰囲気も落ち着いていることが多いのが特徴です。

ソフトバンクペイメントサービスのサポート体制は?

特にコメントはありません。サポートがすごくいい!あるいは、良くないという噂は聞いたことがないので、普通のサポートサービスだと思います。

ソフトバンクペイメントサービスの料金は?

数年前は、手数料の値下げが会社の方針であったためか、ものすごく激安な印象でした。現在は他の大手と同じくらいの手数料に落ち着いています。

ただし、ソフトバンクグループということもあり、クレジットカード会社からの仕入れはスケールメリットを活かして安いというメリットがあります。

ソフトバンクペイメントサービスのシステムは?

筆者の見解は決済会社のシステムにおいては差別化要素がないという見解です。そしてソフトバンクペイメントサービスにおいても、それはかわりません。

数年前にソフトバンクペイメントサービスは、得意のキャリア決済が爆発的に増え始めたため、キャリア決済は月末にクリアされ、月初の1日にトランザクション処理が集中する特徴があります。そのため、ソフトバンクペイメントサービスのシステムが耐えきれなくて、毎月障害を起こしている時期がありました。

この結果、ついにはキャリア決済以外の決済方式にも影響が出て、全体に障害が発生することが続きました。しかし、現在はまったく問題なくシステムは安定しています。

ソフトバンクペイメントサービスのライバル会社は?

やはり、業界最王手のGMOペイメントゲートウェイです。取り扱い残高はソフトバンクペイメントサービスと同じくらいです。しかし、ソフトバンクペイメントサービスはグループ内の取り扱いが8割から9割を占めており、対外向けに決済をどれくらい導入できるかが今後の課題です。

ソフトバンクペイメントサービスが向いている会社とは?

まずはデジタルコンテンツ系の会社は実績も豊富ですから、ソフトバンクペイメントサービスが良いでしょう。

またキャリア決済の元締めでもあるので、キャリア決済が多い事業者は、ソフトバンクグループならではの、プロモーションとからめた提案もできるかもしれません。

ソフトバンクペイメントサービスのパートナー戦略は?

基本的に、ソフトバンクグループ会社中心に事業展開しているためして、ソフトバンクのグループ内の事情が優先されます。

つまりソフトバンクのライバル会社系とのアライアンスやパートナー戦略をとりずらいのです。だからパートナー提携している会社は、他の大手決済会社と比べると多いとはいえません。ec-cubeには、プラグインとして入り込んでいます。

ソフトバンクペイメントサービスのまとめ

ソフトバンクペイメントサービスの取り扱い残高は業界TOPのGMOペイメントゲートウェイに匹敵するものの、グループ内展開がメインとなっており、今後はグループ外にどのように拡大していくかが、課題です。

デジタルコンテンツ系の会社で、キャリア決済が多い場合は、ソフトバンクペイメントの強みが活かせてよいのではないかと思います。

 

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