「TakeMe Pay」というQRコード決済を聞いて「どんな決済手段だろうか?」と思う人も多いでしょう。確かにPayPayやLINE Payなどに比べると知名度は低いQRコード決済です。
しかし、TakeMe Payは非常に優れモノで「PayPay」や「LINE Pay」、さらに中国人向け決済の「アリペイ」や「WeCyatPay」。さらにはクレジットカード決済までQRコード決済することができ101種類の決済方法を1つにまとめることができます。※2020年4月現在
しかもデバイスレス(端末無し)の決済なので、お店に端末を置く必要はなく、QRコードの紙を用意しておくだけです。決済手数料も決済方法(PayPayやクレカ等)に関わらず一律3.3%と結構安くなっているのも特徴です。
本日は決済代行会社で15年働いていた筆者が、TakeMe Payについて解説いたしますので、これからスマホ決済の導入を検討している方の参考になるはずです。
TakeMe Payが対応している決済手段は101種類!PayPay、LINE Pay、メルペイ、クレジットカード決済、ApplePay等ほとんどの決済手段に対応!
TakeMe Payが突出している点は決済手段なのは101種類(※2020年4月現在)に対応していることです。ホームページなので公開されているだけでも、下記の主要な決済手段に対応しております。
・クレジットカード決済(VISA、MasterCard、JCB、アメックス等)
・PayPay
・LINE Pay
・Apple Pay
・Google Pay
・アリペイ
・WeChatPay
・PayPal
国内の決済方法だけでなく、海外のメジャーな多くの決済方法に対応しております。国内の決済方法としては、「クレジットカード決済」と「PayPay」に対応していれば、ユーザーはどこに行っても困ることなく、決済ができるでしょう(Suicaなどの電子マネーには対応しておりません)。
これだけ多くの決済方式に対応しているQRコード決済は他にはありません。
決済手数料は全て(クレカもPayPay等全て)3.3%で安い!
◆TakeMe Payの決済手数料など
導入費用:0円
決済手数料:3.3%
振込手数料:286円
入金サイト:月末締め翌月末払い
そして、お店や事業の経営者が気になるのは、決済手数料ですが、一律で全て3.3%になっております。スマホ決済のコイニーやAirペイなどはクレジットカード決済でVISAやMasterCardの場合は3.24%~となっており、ほぼ同じくらいの手数料であり、逆にJCBやダイナースの場合はTakeMe Payの方がスマホ決済よりも少し安くなります。
PayPayやLINE Payなどは現在、それぞれに申し込むと現在は手数料が無料のキャンペーンを行っておりますが、2021年にはこれらのQRコード決済も手数料を取り始める可能性が高く、PayPayなどに比べると今はTakeMe Payの3.3%が高く感じるかもしれません。
しかし、決済方法がバラバラだとスタッフへの教育コストがかかるので、TakeMe Payを入れて、オペレーションを統一した方が良いのか?あるいは、PayPayなどを単独に導入して、手数料を浮かすか?経営者の判断となります。
ちなみに入金タイミングは月に一度で、当月締め、翌月末支払いです。この辺は多くの決済をまとめている関係から、月に一度しか対応はできませんので、他のスマホ決済には翌営業日対応などもあるので、デメリットと言える部分になります。
最新の情報は下記の公式ページで確認してみてください。
TakeMe Payの3つの特徴
それではTakeMe Payの3つの特徴を解説いたします。
特徴①デバイスレス決済!(アプリも不要)つまり決済のための専用端末が不要!
TakeMe Payで必要なのは、QRコードが書いてある紙だけです。
◆TakeMe PayのQRコード
TakeMe Payは完全なデバイスレス決済なので、決済するための専用端末が不要なために、QRコードだけ設置すれば、レジ周りがスッキリします。
TakeMe Payの決済方法は以下のとおりです。
◆TakeMe Payの決済方法
①自分のお店のQRコードを印刷して置いておく
②お客さんのスマホでQRコードをスキャンする
③お客さんはスマホに表示されたTakeMe Payの画面(ブラウザー)で支払いの金額に入力する
④お客さんはスマホに表示されたTakeMe Payの画面で好きな決済方法を選ぶ「クレカ」「PayPay」等々
④お客さんがに表示されたTakeMe Payの画面で支払いを決定する
これだけです。スタッフが行うのはQRコードをお客さんにスキャンさせるだけです。あとはお客さんがスマホで支払いまで済ませます。ただ、もしスタッフが「本当に決済ができたのかな?」と心配でしたら、レジにスマホかタブレットを一台置いて、そのスマホにTakeMe Payのアプリ(加盟店用)をダウンロードして、手元に置けば、
「500円がクレカで支払われました!」
「1000円がPayPayで支払われました!」
とPush通知がリアルタイムで来るので、スタッフ自身も決済を目で確認することもできます。
このアプリが優れているのは、お客さん側に「TakeMe Pay」のアプリは不要で、QRコードをスキャンすると表示される画面に従って、決済するだけなのです。
私も実際にTakeMe Payで決済をしてみましたが、スタッフ側の手持ちのスマホにすぐ通知されるので、しっかり決済を確認したい場合は、手元にスマホかタブレットを置けば加盟店側も安心する仕組みです。
そして、TakeMe Payを利用すれば、テーブルにQRコードを置いておくだけで、お客さんが自身で決済することができるので、レジ用のスタッフが必要を無くすこともできます。お客さんは画面に従って、自分が好む決済方法を選択するだけなのです。
特徴②TakeMe Payは中国では主流のMPM方式を採用!つまりユーザーが自分でスマホに金額を入力するQRコード決済
MPM方式とはカンタンに言えば、QRコードをスキャンしたら、お客さんが自分で金額を入力する方式のことです。下記をご覧ください。QRコード決済には二つの方式があります。
CPM(Consumer Presented Mode):QRをスマホに表示して機器にかざす方式
MPM(Merchant Presented Mode):QRを顧客の端末で読み取る方式上記参考サイト:加盟店向けQR決済ゲートウェイサービス
実はユーザー(お客さん)からすると、CPMの方が自分で金額を入力しなくて良いので楽な面がありますが、お客さんが楽だということは、スタッフが大変になる面があり、例えばコンビニのスタッフは
コンビニスタッフ「あ、このお客はPayPayだから、PayPayモードにして、あ、次のお客様はクレカだから、このクレカモードにして」
と決済方法の切り替えを行っており、複数の決済方法があるとスタッフにとっては結構面倒なのです。スタッフが多い店舗や、ITに詳しくない高齢者が働く店舗だと、オペレーションや教育コストがかかって結構シンドイです。
しかし、TakeMe Payは、クレカだろうと、PayPayだとうと、中国人向けの「アリペイ」「PayPal(ペイパル)」だろうと、すべて同じオペレーションであり、お客さんにQRコードを見せるだけです。どんな決済方法であっても、同じオペレーションで決済できるので、スタッフがそれだけ接客に専念することができるようになるのです。
特徴③インバウンド(訪日外国人)に強い決済!
現在は、世界中が「コロナ」の影響で、日本に来る外国人が減りましたが、オリンピックが2021年に延期されたこともあり、コロナが収束すれば外国人が日本に戻ってくるのは間違いありません。
そのインバウンドに最も強い決済が、TakeMe Payでしょう。
・アリペイ
・WeChatPay
・銀聯ペイ
・PayPal(ペイパル)
など、外国ではメジャーなQRコード決済が揃っており、さらに「Apple Pay」「Google Pay」なども使えるので、外国人が決済で困ることはありません。
さらに、このTakeMe Payは決済方法は増え続けており、新しい決済方法が増えても、加盟店で行う作業は何もないのです。
また、英語がわからなくても外国人に対しても、QRコードを指して「プレーズ スキャン」と言えば通じますので、スタッフは外国人が相手でも自身をもって接客することができます。
TakeMe Payの審査期間は14日間が目安。申込から20日程度で開始可能
審査が混んでいる時期もあるので、一概には言えませんが、申込から審査の期間にが14日間。そして20日間くらいあればお店で使うQRコードや、管理画面に必要なログインIDやPASSが設定できるようになります。
ちなみに審査は「ちゃんとしたお店」なら個人でも全く問題ありませんが、
・水商売
・商売の実態が確認できない
という業態の場合は審査が通らない場合もあります。お店の実態が確認できれば個人事業主でも、全く問題なくTakeMe Payを利用することができます。
大手向けにPOS連携も実施!
大手の飲食店向けにPOS連携も実施しております。POSの端末はNECや東芝テックなどがほとんどですが、その中で使用されているソフトウェアは様々なので、連携と言ってもカンタンではありません。
しかし、TakeMe Payでは、一緒になって連携の開発を進めている大手の飲食店も存在しますので、POS連携が前提の企業でも提携可能です。TakeMe Payには、元決済ブランドのエンジニアが多く、開発力スピードは高いと聞いております。
TakeMe Payが向いている加盟店(お店や事業者)とは?
TakeMe Payを利用している事業者は下記のような理由の方が多いです。
✔飲食店
✔レジのオペレーション負荷を減らしたいお店
✔決済をまとめたい
✔イベントや移動先(販売先)で決済したい
実際にTakeMe Payの加盟店では飲食店が多いのですが、過半数というわけではありません。例えば、スタッフが多く、レジのオペレーションをシンプルにして教育コストを下げたい経営者や、テーブル決済を実現して、人件費を削減したい企業からの問い合わせも多いようです。
TakeMe Payの会社の雰囲気は「外国人が多い!」グローバル企業!
筆者はTakeMe Payの方と話したことがあるのですが、TakeMe Payは日本人がだいたい2割で、他が外国人で、いろんな言語や文化が混ざっているグローバル企業です。TakeMe Payのエンジニアにはもともと決済ブランドで仕事していたエンジニアが多く、そのためか新しく提携した決済会社ともすぐに連携できるほどノウハウや技術力があります。
社内は私服が多く、スーツの人は1割くらい。2020年の現在はコロナ対策のためリモートワークが中心ですが、社長も「仕事よりも家族や自身の体調を大切にして欲しい」と気遣っているとのことで、今時のIT企業とも言えるでしょう。
TakeMe Payのライバルは存在しないが、強いて言えば「クラウドPay」や「StarPay」かも?
TakeMe Payのように、101種類の決済に対応した会社はなく、ライバルはいない状況です。強いて言えばデジタルガレージがスタートした「クラウドPay」や、「StarPay」が該当するかもしれません。
しかし、クラウドPayは対応している決済手段が少なく、またStarPayは端末提供がメインの決済会社なので、ビジネスモデルが異なります。
TakeMe Payは、実は日本のQRコード決済業界では老舗で、2015年に事業をスタートして5年が経過しております。その間に提携先決済ブランドも増えており、競合が追い付くのは結構大変でしょう。
なぜ「TakeMe Pay」だけが、多くの決済方法をまとめられるのか?そこにはQRコード決済業界ならではの事情がある!
複数のQRコード決済をまとめることは、実は技術的にはある程度の開発力があれば、どこにでもできることです。ではなぜ、TakeMe Payだけが多くの決済方法をまとめられるのでしょうか?
理由①PayPay、LINE Pay、アリペイなど大手は独占したいから、他社との提携は行いづらい!
日本のPayPayなどに限らず、QRコード決済業界にはアリペイやWeChatPay、あるいはPayPayなど多くのQRコード決済が存在します。それらの大手資本を持ち、開発力も高い会社が決済ブランドを他のQRコード決済と一緒にやりたがらないのは、自社で市場を独占したいがゆえです。
そのため、競合の決済ブランドとは直では提携したがらないのです。しかし、オープンなプラットフォームであるTakeMe Payとは、自社が提携しないと競合他社が提携してしまいます。提携することで、より多くのユーザーにリーチできるよになるという決済ブランド側のメリットもあり、結果として多くの決済ブランドが提携しているのです。
理由②TakeMe Payは決済事業で儲けようとしていない。だから手数料も安い
TakeMe Payは自社で決済ブランドをもっておらず、中間手数料をほとんどとっていません。ですから決済手数料が3.3%と極めて安く、決済事業としてはほとんど利益をとっていないのです。
しかし、TakeMe Payは決済事業で儲けることは考えておらず、日本でのインバウンドに関する総合的なサービス(集客・予約システム・広告)を事業の柱にしており、決済事業は、加盟店を増やすチャネルであり、この事業で収益を稼ぐことを主としていないのです。
そのために、他社の決済ブランドとは利害関係ないために、積極的に決済ブランドを増やすことができるのです。
理由③TakeMe Payの社長が決済業界のイベントなどで登壇したり、決済業界で認知があがってきている。
TakeMe Payの董社長が、決済業界で有名なイベントで登壇するなど、決済業界でも認知が広がりつつあり、提携先の決済ブランドが徐々に増えてきております。
TakeMe Payのまとめ
TakeMe Payは、自社の決済事業で利益を出すことを主としていないために、多くの決済ブランドと良好の関係を築きやすく、今でも決済手段が増え続けております。
✔多くのPayを一つにしたい
✔テーブル決済を実現したい
✔イベントで端末を持たずに決済をしたい
✔端末を無くしたい
という方には非常に向いている決済です。申込の際はキャンペーン申込などないか?下記の公式ページで事前に確認してみてください。