
「そろそろクレジットカード決済対応を考えたい!」
「スマホ決済でいい会社はどこだろうか?楽天ペイは、他と何が違うのかな?」
とお悩みではないでしょうか?楽天ペイの特徴は、クレジットカード決済は当然として、下記のように様々な決済方法に対応しているのが強みです。
◆楽天ペイが対応している4つの決済方法
①カード決済
②電子マネー決済(EdyやSuica等)
③QRコード決済(楽天ペイ、PayPay、auペイ等)
④ネット決済(ID決済と呼ばれるサービス)
さらに、楽天銀行の口座があれば「翌日入金」「振込手数料無料」は大きな魅力です。そしてお店のターゲットが主婦層だったり、女性が多い場合はスマホ決済の楽天ペイを導入すれば、楽天ポイントを集めている層に刺さり、売上向上につながる場合もあります。
本日は楽天ペイについて、決済会社で15年間働いていた筆者が、詳しく解説いたします。
QRコード決済の中で利用率が2位の「楽天ペイ」!1位は「PayPay」
まずは、下記のグラフをご覧ください。こちらは22,797人を調査対象とした、QRコード決済サービスの利用率に関するアンケートで、「MMD研究所(MMDLabo株式会社)」が発表した2024年3月のデータです。「PayPay」が49.5%でトップで、「楽天ペイ」が25.9%と2位につけています。
◆最も利用しているQRコード決済サービス
楽天ペイは、前年2023年の調査では、利用率16.4%で第3位でしたが、利用者数を大きく伸ばしており、PayPayの次につけています。利用者が増えている大きな理由は楽天IDを持っている人が1億人を超え、しかも楽天ID(すでに決済手段を登録しているIDが多い)を使えば、カンタンに楽天ペイにログインできてしまうメリットがあるため、巨額なキャッシュバックキャンペーンを使わずに、楽天ペイの利用者を増やすことができたのです。また、楽天ペイはau ペイと連携したことも、利用者拡大の要因となっています。
一方で、利用上位4サービス(PayPay、楽天ペイ、d払い、au PAY)の総合満足度は「楽天ペイ」がトップとなっています。下記グラフのとおり、総合満足度アンケートから「満足」と「やや満足」を合わせた数値は、「楽天ペイ」が78.0%と最多で、次いで「PayPay」と「d払い」が74.6%となっています。
◆メインで利用しているQRコード決済4サービスの総合満足度
「楽天ペイ」の総合満足度を「満足」と回答した人の理由は、「楽天ポイントがたまりやすいから」という理由が最も多く、やはり楽天ユーザーからの評価が高くなっています。
ややこしいけど「楽天ペイ」の4つの決済方法を押さえておこう!
決済方法が多すぎると、混乱してしまうかもしれませんので、ネットからリアル(実店舗)まで様々な決済サービスを使える楽天ペイの4つの決済方法について解説いたします。
①スマホ決済(クレジットカード決済)
楽天ペイは「楽天スマートペイ」というサービスで2013年に「スマホ・タブレットで決済」できるスマホ決済サービスがスタートしました。
当時のクレジット決済は手数料が高いため、中小の個人事業者にはクレジットカード決済は敬遠されていましたが、スマホ決済では手数料が当時3.24%と安いこともあり、主に楽天市場に参加している企業や、楽天トラベルや楽天ダイニングなどに参加している企業に営業活動を行い、加盟店を増やして行きました。
②楽天Edy(電子マネー決済)
楽天ペイでは「電子マネー決済」の「楽天Edy」が使えます。また主要13ブランドの電子マネー決済に対応しています。
EdyはSuicaなどの電子マネーの走りで、ソニーの子会社として経営をスタートしましたが、他の電子マネーサービスに押されて、シェアを獲ることができませんでした。そこで2010年に楽天の資本が入り「楽天Edy」となり、楽天市場で使わせるとともに、楽天市場でリアル店舗を持つ事業者に「楽天Edy」を導入を推進しました。
③QRコード決済
QRコード決済は、ユーザーがスマホにアプリをダウンロードして、店舗側のQRコードを読み取る、もしくはスマホで表示したQRコードを読み込んで決済するサービスです。キャッシュレス決済の導入が手軽になるサービスです。
QRコード決済は日本でもPayPayを筆頭に、ここ数年で一気に普及してきました。下記、「決済動向2024年上期調査」によると、急速に利用率が増加しているQRコード決済(コード決済アプリ)は直近で利用率68%に達し、数年前から横ばいのクレジットカードの利用率78%に迫る勢いです。
◆決済動向2024年上期調査
QRコード決済ではPayPayが国内で初のデジタル給与払いに指定されるなど、今後ますます利用率が増加していくと見られています。そのため、多種のQRコード決済に対応できるということは決済サービスに取って重要なポイントのひとつです。
楽天ペイのQRコード決済への対応は当初、楽天ペイとauペイのみでしたが、現在はPayPay、d払い、メルペイなどにも対応しており、利便性が向上しています。
④楽天ID決済(オンライン決済)
オンライン決済とも呼ばれておりましたが、楽天ID決済とは、店舗事業者の自社ECサイトに楽天IDでログインができるサービスで、自社ECサイト楽天IDでログインできるサービスです。ユーザーは楽天IDがあれば、個人情報を入力する必要がありません。顧客ユーザーは安心して、決済ができるというサービスです。
ユーザーにしてみれば、楽天やAmazon以外の小さなECサイトにIDとPASSを作るのは面倒ですが、楽天IDが使えれば、ポイントも溜まり、決済の際は「このECサイトは大丈夫かな?信頼できるの?」という不安を払しょくできるため、非常に利便性が高い決済サービスです。
Amazonにも同様のAmazonペイというサービスがあり、これらを「ID決済」と呼んでいました。またこの楽天ID決済は、映画のチケット予約にも使用されております。
楽天ペイはリアル決済とオンライン決済の両方があるので、未だ記憶に新しい政府からの外出自粛要請など、実店舗の方がそういった緊急事態からなんとか売上をあげるために、導入するののも手であります。楽天ペイの詳しい導入方法などは下記の公式サイトをご覧ください。
スマホ決済としての楽天ペイの3つの特徴は?
特徴①楽天ペイはリアルからネット決済までをカバー
先ほどの説明したとおり、下記の4つの決済サービスに対応しております。
①クレジットカード決済
②電子マネー決済
③QRコード決済
④ID決済(オンライン決済)
つまり楽天ペイのスマホ決済は「電子マネー決済」を使うこともでき、もし事業者が「ECサイト」を所有していれば、楽天ID決済も利用することができるため、楽天ペイを導入しれば、リアルからネットまであらゆる決済をカバーしてくれる利便性が極めて高いのが特徴です。
特徴②指定銀行口座を「楽天銀行」にすれば、翌日入金と振込手数料が無料
楽天ペイを導入する場合は、指定する銀行口座を楽天銀行にするべきです。資金繰りが不安定な個人事業者は、楽天ペイでクレジット決済された場合に、翌日に自動入金されます。また楽天銀行に限り振込手数料が無料になります。
翌日入金が可能なスマホ決済会社は「楽天ペイ」「スクエア」「USENペイ」とごくわずかです。スクエアの場合の指定銀行は「三井住友銀行」と「みずほ銀行」です。もし、スマホ決済の導入で手数料が安く翌日入金という特徴を重視するなら、楽天ペイとスクエアのどちらかを導入するのが良いでしょう。
◆翌日入金のための銀行口座
楽天ペイ==>楽天銀行
スクエア==>三井住友、みずほ
USENペイ==>住信SBIネット
ですから、翌日入金が必須で、かつメインバンクが「三井住友」か「みずほ」の場合は、スクエアという選択肢になります。スクエアについては下記の公式ページで最新の手数料やキャンペーンを確認してみましょう。
また、STORES決済も、手動操作による翌々日入金を全銀行口座にて対応しています。楽天ペイ、スクエアと比べると1日遅いですが、それでも全銀行口座が対応なのはメリットが大きいです。
特徴②楽天経済圏の楽天スーパーポイントが利用できるから自社の売上貢献!
楽天ペイアプリは2019年3月18日のバージョンアップにより、楽天ペイのアプリからポイントカード用のバーコードを表示することで、楽天スーパーポイントをためることできるようになりました。
少しわかりにくいのですが、楽天ペイには3つのポイントがありました。
①楽天ペイのポイント
②Edyのポイント
③楽天スーパーポイント
かつては楽天ペイを使っても、楽天ペイのポイントしか溜まりませんでしたが、今現在はアプリで「楽天スーパーポイント」をユーザーが選べば、QRコード決済の時に楽天スーパーポイントをためることができきるようになるのです。
※注意①~③のポイントは統合されておらず、バラバラなので、それぞれでポイントを貯めるイメージです。ただし、楽天スーパーポイントの訴求率は抜群です!
特徴③楽天ペイの端末はICチップ対応の暗証番号入力可能でセキュリティーが万全
クレジット決済の悪い面は、スワイプ型(クレジットカードを上から下に端末に擦るタイプ)の端末で不正が多い点でした。現在、経済産業省が主導し、セキュリティーレベルの高いICチップ対応端末への移行が進められております。この点では、楽天ペイの端末はすでに対応済みです。
◆ICチップ端末
また、クレジットカード決済には「サイン」と「暗証番号入力」の2つがありますが、カードの盗難や紛失などの不正利用による売上取消しや返品(チャージバック)が発生しづらいのは「暗証番号入力」のタイプです。もし、スマホ決済導入を検討しており、あなたの業界が「クレジットカードのチャージバック」が発生しやすい業界(転売目的、美容サービス)であったのなら、暗証番号入力対応の端末は必須となります。
そういった面でも楽天ペイの端末は「暗証番号入力」に対応しており、万全です。
楽天ペイの手数料や費用は?
スマホ決済の大手7社と比較してみましょう。下記の表をご覧ください。
◆スマホ決済大手7社比較表(カード決済種類・手数料・月額費用等)
※①ディスカウントプログラム適用時 ※②中小支援プラン適用時 ※③スタンダードプラン適用時 ※④中小企業支援プラン適用時 ※⑤Visa/Mastercardは2.99%以外は3.24% ※⑥中小支援プラン適用時 ※⑦月額0円キャンペーン適用時
◆スマホ決済大手7社比較表(電子マネー・QRコード・インバウンド向け決済種類)
※①中小支援プラン適用時の交通系電子マネーは1.98%、以外は3.24% ※②楽天ペイは2.2%、以外は3.24% ※③Alipay/WeChatpayは3.0%、以外は3.24%
◆スマホ決済大手7社比較表(入金タイミング・振込手数料・導入日数・周辺機器等)
※①キャッシュレス導入キャンペーン適用時 ※②翌日入金申込サービス適用時 クレジットカード、交通系電子マネーのみiD/nanaco/WAON/QUICPay/楽天Edyは月1回 ※③中小支援プラン適用時 ※④ターミナル導入0円キャンペーン適用時
2024年9月以降各社が決済手数料を引き下げており、決済手数料は各社によって異なっています。その中で、「楽天ペイ」はカード決済手数料と電子マネー決済手数料が2.2%~と他社に比べて安いことに加え、決済の対応種類も多く、入金のタイミングも速いというメリットがあります。また、月額費用についても無料です。
なお、手数料については下記記事にてより詳しく比較解説していますので、楽天ペイをご検討の方も是非ご参考ください。
楽天ペイを導入する場合は、翌日入金可能で、振込手数料も0円になるため楽天銀行で口座を作るのが良いでしょう。楽天以外の銀行だと手数料が330円もかかってしまいます。また振込手続きも、楽天ペイの端末から自分で操作をしなくてはなりませんので、手間がかかりますので楽天銀行の口座があることが前提となります。
楽天ペイのカード決済機能に「分割払い」や「リボ払い」はない!
もし、楽天ペイを導入を検討している場合は、事前に
・分割払い
・2回払い
・リボ払い
・ボーナス払い
に対応していないので、もし高額商品を扱うお店の場合であれば、スマホ決済の「USEN PAY」を検討してみてください。上記の「分割払い」「2回払い」「リボ払い」「ボーナス払い」の全てに対応している唯一のスマホ決済端末です。
楽天ペイのサポート体制は?
スマホ決済のサポートは、どの会社であっても手厚いというビジネスモデルではありませんが、その点楽天ペイの場合は、楽天市場での問い合わせノウハウがあり、しっかりしている印象があります。
楽天ペイのシステムは?
楽天ペイの場合は端末が、クレジットカード決済、電子マネー、QRコードと3端末に対応しており、店舗はそれそれの端末を用意する必要がなく大変便利です。また端末は楽天が自社の名前で取り扱っており、他社での端末の取り扱いはありません。
また、楽天市場のスーパーセールでは一気にトラフィックがサイトに集まりますが、サイトをダウンさせずに運営しているノウハウがあることから、システムは相当強いであろうと思われます。
楽天ペイのライバルは?
QRコード決済においては、PayPayがライバルとなります。キャッシバックキャンペーンを展開しており、QRコード決済この分野においては、楽天ペイは少し露出が弱い印象を受けますが、1億人を超える楽天IDがあるために、これらのライバルに負けておりません。
リアル決済においては、AirペイやSTORES決済、スクエア各社がライバルとなってきます。
インターネット決済においては「Amazon Pay」がライバルです。Amazon Payは自社ECサイトの決済画面に、下記のようなAmazonのボタンを設置し、自社ECサイトで、AmazonログインとAmazonでの決済ができるものです。一方全く同じ仕組みで「楽天ペイ」があります。
◆Amazon Payとは下記のようにECサイトの決済ができるもの
◆楽天ペイ(ネット決済)とは楽天IDで、ECサイトで決済できる!
どちらもほぼ同じ機能でありますが、若干手数料がAmazon Payの方が安くなります。詳しくは別ブログですが、私が書いた記事をご覧ください。
楽天ペイのパートナー戦略は?
楽天ペイは連携しているPOSレジが多いのも特徴です。
・スマレジ
・Orange-Operation
・Bionly
・poscube
・pos+
・ユビレジ
iPhoneやiPadを利用し、各POSレジと連携できるのは、大変便利です。
楽天ペイが向いている会社とは?
楽天ペイは楽天市場にすでに出店している店舗や、これからスマホ決済を導入する場合で、楽天銀行に口座を作っても良い方には手数料も安く、大変利便性が高いスマホ決済です。また中国人向けのQRコードにも対応していますので、ターゲットに訪日中国人がいる場合も、大きな検討材料のひとつとなるでしょう
また、電子マネー決済が気軽に導入できるのも、他社にはない大きなメリットです。導入を検討する方は、公式ページで最新の楽天ペイの情報をチェックしてみてください。
そして主婦層がターゲットという方は、主婦に大きくリーチしている楽天スーパーポイントが使える楽天ペイは売上が伸びる可能性があります。楽天ペイを導入される方は、端末無料キャンペーンなど、公式ページでキャンペーンを確認してから、導入を決めましょう。
また、自店舗の近くに「デイリーヤマザキ」や「くすりの福太郎」「マルエツ」など楽天ポイントが使える貯めるお店が多い場合も楽天ペイの導入を検討したほうが良いでしょう。
楽天ペイのまとめ
楽天ペイは「クレジットカード決済」「電子マネー決済」「QRコード決済」「オンライン決済」の4つに対応しながら、手数料が安く非常におススメです。楽天ペイを導入する場合は、楽天銀行も指定口座として登録しましょう。そうしなければ楽天ペイの強みが半減してしまうからです。
筆者が一番おススメしたい端末は「Airペイ」
そして、現在のキャッシュレスの流れは、利用率を考えると以下の3つの決済手段に対応した、キャッシュレス端末にすべきです。
①カード決済
②電子マネー決済
③QRコード決済
加えて、インバウンド向け決済の充実度から考えるとAirペイが最有力候補となるのではないでしょうか?AirペイはAlipayやWechatpayに加えて、他社で扱いが少ないUnionpayなどにも対応しており、インバウンド需要を確実に取り込みたい方はAirペイがおすすめです。
Airペイでは随時キャンペーンを行っているので、詳しくはAirペイの下記公式サイトをご覧ください。
そこらへんの比較サイトとは比べものにならないぐらいの内容の濃さで感銘を受けました。決済代行会社とは今まで何社か付き合ったことがあるのですが、その時の記憶とバッチリ繋がりました(笑
もしよろしければ決済代行会社のアフィリエイト事情を記事にしていただきたく、お願いいたします。
YAMさん、
返事がだいぶ遅れてすいません。決済代行の会社はアフィリエイト以前にWEBマーケティングが進んでおりません。これは決済代行というよりもBtoBの会社全般に言えることでしょう。その中でもBtoCに近い「スクエア」「楽天ペイ」「エアペイ」などは、比較的WEBマーケティングに力を入れています。なぜなら出身母体がもともとWEBマーケティングに強いことがあげられますね。そういった企業はアフィリエイトも活発にやっています。またアフィリエイター側も、「クレジットカード」系を主戦場にしている実力者が、決済側にも、余力で勝負しにきている印象です。(キーワード「クレジットカード」系に比べれば、決済の収益なんてゴミみたいなものです。残念ながら。)
初めまして、エアペイ、楽天ペイを審査を進めて愕然となってる所でコイニーに行きつき 口コミを探しているときにこのページにたどり着きました。
エアレジを使ってるので当然、エアペイに申し込みますがエアペイは間を開けて二度と審査落ち
楽天ペイは現在審査中です。
先程、楽天ペイから連絡があって
商品ごとに申し込みしてくださいと、
営業妨害だろう?としか思わないような要望がきました(笑)
弊社はサプリメントや雑貨を売っています。セレクトショップです。
それを商品部門毎の申し込みで
審査が通れば、商品毎にログインしてレジを打ち
商品毎にクレジット決済だと言われました。
日用品、食品、雑貨と分けなくてはならないと言われ
現実的でない要望にビックリしています。
楽天ペイも店舗側にメリットの無いことをしてどうするんでしょうね?
美容室で髪切ってシャンプー買ってもレジは別々ですか?って聞いたら
その様な規約になっておりますと
言われました(笑)
なので今からコイニーに審査の申し込みをするところです。
でも事前に色々と聞かないと駄目ですね、時間の無駄になります。