LINE Payの導入を検討する前に事業者に教えるプロの評判と考察

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

PR:本記事ではアフィリエイト広告を利用しています。

LINE Payは2014年から開始しているサービスで、リリース当初はテレビにも取り上げられ、当時は飲み会の割り勘や、個人間送金などに利用が期待されました。また、2018年12月や2019年2月にPayPayに対抗するため20%キャッシュバックキャンペーンを打つなど、露出を増やしております。

しかし、2019年の今もLINE Payのサービスは普及しているとは言えません。その原因は、リテラシーが高いユーザーでさえ、使い方やチャージ方法がよくわからないサービスだからと筆者は考えます。結局、期待されていた若いユーザーにも利用が浸透しているとは言えません。

筆者もLINE Payを久しぶりに使おうとしとして、LINEアプリで、LINE Payの画面にログインしたら「6桁のパスワード」を入れてくださいと表示され「たまに使うアプリでこんなんパスワード入力がシンドイ!」と正直思ってしまいました。

つまり、これからLINE Payを導入しようと事業者は「キャッシュバックキャンペーン」に相乗りしたマーケティング目的で短期的に行うのは「有り」ですが、中長期で考えるとLINE Payはあまり普及しないと筆者はかんがえますので、わざわざ導入しなくても良いと考えます。

それでは本日は決済会社で15年所属した筆者が、LINE Payについて詳しく解説いたします。

LINE Payと他のスマホ決済サービスを徹底比較!

まずは下記の図をご覧ください。LINE Payはスマホ決済の一つで、QRコード決済にジャンルに大別されます。同じQRコード決済では、「楽天ペイ」「PayPay」「Origami Pay」などがあります。

ただし、AirペイがPayPayとLINEペイに対応するなど、最近はジャンル分けが難しくなってきました。それほど各社幅広い決済方法に対応しはじめてきている背景がありあます。

◆大手スマホ決済7社の比較表

スマホ決済7社の比較についてはこちらをご覧ください。

過去記事:スマホ決済大手7社の手数料を徹底比較!今年導入すべき決済を解説!

大手7社のスマホ決済のサービスを比較すると、LINE Payの特徴は下記の3つです。

◆LINE Payの特徴

①決済手数料がしばらく無料!導入費用も0円!
②QRコード決済だから、事業者がスマホがあれば導入可能
③LINEが力を入れているため、20%キャッシュバックキャンペーンを行えば、集客につながる

まず、決済手数料が3年間も無料なのが大変魅力的です。そして何より、LINEが会社として、LINE Payの普及にテレビCMを打つなど相当な予算を使ってプロモーションをかけています。

なぜならLINE Pyaの目的は決済や送金においての「社会インフラ」のようなポジションを目指しているからです。もし、日本人の30%もLINE Payを使うようになれば、手数料やそこから派生するビジネスだけで巨大な収益となるからです。だからこそ20%キャッシュバックなどの多額の予算のかかるキャンペーンが可能なのです。

すでにSNSとしてのLINEの月間アクティブユーザーは7,000万人※も超えており、LINEペイも社会インフラとなる可能性はあります。

※参考記事:【無料で簡単DL】2018年11月更新! 11のソーシャルメディア最新動向データまとめ

QRコード決済は思ったより面倒くさい!だからユーザーは増えないと思う!

筆者は、2018年度の年末にLINE Payの20%還元キャンペーンを目当てに、家電製品をLINE Payで購入してみたが、思った以上に面倒でした。テレビニュースでは「カンタン」などの解説をしていますが、Suicaやクレジットカード決済になれた筆者には、違和感が相当あります。

まずLINE Payを使うためには入金が必要です。クレジットカードと連携できますが、これはオンラインショップに限られます。実店舗で決済するには、入金作業がユーザーに求められます。

LINE Payに入金するには「銀行口座」からチャージする方法と「コンビニ」でチャージする方法がありますが、ここでは「コンビニ」でチャージする方法を解説します。

まずはLINEPayに入金作業が必要!

ファミリーマートには下記のような「Famiポート」という端末が置いてあります。ライブやコンサート、映画のチケットの手続きを行う端末で、ファミリーマートにはほぼ必ず設置されている端末です。

◆ファミリーマートの端末「Famiポート」

この端末の仕様方法については、ファミリーマート公式ページが丁寧に解説しております。

◆LINE Payに入金する手順

上記画像引用:ファミリーマートホームページより

上記の手順で、スマホのLINE Payに入金をするのです。端末では入金作業ができず、結局ファミリーマートの店員さんにお金を渡して入金するので、非常に面倒です。

銀行口座の方は「オートチャージ」することが可能ですが、そうすれば入金はだいぶ楽になりますが、クレジットカードやSuicaなどの電子決済がこれだけ進んでいるのに、今さらLINEPayの「オートチャージ」を設定するユーザーはさほどいないと思います。

そして決済方法は以下の通りです。

◆コード支払い方式の3つのステップ

①LINE Payの画面で「コード支払い」を選択

②パスワードを入力
③レジでコードを画面を出す

◆バーコード読み取り方式の2つのステップ

①LINE Payの画面で「コードリーダー」を選択

②レジで提示されたコードを読み取る

以上が、LINE Payの使い方でしたが、LINE Payを通常コンビニなどで使う場合は、「コード支払い」になるのですが、いちいちパスワードを入力しないと使えません。これは非常にしんどいです。Suicaなどの利便性にはるかに劣ります。ただスマートフォンが指紋認証対応の場合は、パスワード入力ではなく指紋認証のためスムーズになります。

画像引用先:LINE Pay公式ブログ

また、お店のバーコードを提示する「据置端末」もLINE Payは提供していますが、こちらは月々1,500円の支払いが必要になります。レジが混んで、LINE Payを使う人が多くなれば、このような端末があっても良いと思いますが、まずはお手元のスマホか、価格が固定された商品やサービスの場合は、バーコードを印刷したもので十分でしょう。

LINEペイの由来はチャットアプリのLINE!LINE Payユーザーは3,000万人?

LINEはご存じのとおり、日本で誰もがスマホに入れているチャットアプリです。2014年に個人間送金可能な、LINEペイとして誕生いたしました。

LINEは普及していても、LINEペイは普及していないイメージがありますが、公式ページによるとLINE Payの会員数は3,000万人です。

実はここにはからくりがあり、LINEスタンプを購入するためにLINEの「コイン」を購入した人は、自動的にLINEペイの会員になっているのです。したがってLINEスタンプを購入した人はLINEペイの会員のため3,000万人を超える会員数がいることになりますが、「LINEペイ」のサービスと意識をして使っているユーザーは、かなり少ないはずです。

LINEペイアカウント作成後、LINE Moneyアカウントを作れば「個人間送金」が可能!

もし、LINE Moneyは世の中で普及していれば、個人間送金ができるので大変便利なサービスだと思います。個人間送金は、2019年の今でも、個人間のお金の受け渡しは銀行振込が主流ですから大変不便です。

LINE Moneyがあれば、お金の送金をスマホ(LINE)だけで、行うことが可能ですし、飲み会の割り勘なども一瞬で1円単位で行うことができるので大変便利と言えます。

しかし、一人だけLINE Moneyを導入していても、個人間送金や割り勘などができませんから、やはり普及していないと意味のないサービスです。

ちなみに筆者はこの前飲み会で、LINE Payを使って、仲間3人で割り勘してみましたが、泥酔して、次の日の記憶が怪しい時にも「お金を払ったか?」を履歴が残り確認できるので、この仕組みは、お酒好きには大変便利だと感じてしまいました。

LINEペイの会社の雰囲気は?

LINE PayはLINEの社員です。新しい会社で、いかにも新興IT企業という感じです。決済会社には固い感じの会社も多い中、LINE Payはそんな感じが全くしません。

筆者はの友人は今から4年前くらいにLINEに内定をもらいましたが、その際、最終面接は韓国人の役員だったと聞いています。LINEは、韓国企業のNHN Japan株式会社・ネイバージャパン株式会社と株式会社ライブドアが経営統合したことから、経営陣の一部は韓国人が役員を担っています。

LINEペイのサポート体制は?

一般の消費者向けのサポートと加盟店向けのサポートがありますが、競合他社と比べて手厚いというわけではありませんが、筆者も、LINEPayのユーザーとして、パスワードがわからなくてメールでサポートチームに質問を投げましたところ、1日待たされましたが、結構詳細なメールがきて助かりました。

やはり、LINEは大手ということもあり、サポート体制は競合と比べると比較的整っている印象を受けました。

LINE Payのシステムは?

新しい事にどんどんチャレンジしている会社ですから、融通が利くため、新しいシステムに対応しやすいのが特徴です。とはいえLINE Payの機能拡張は加盟店のリクエストから決められるわけではなく、あくまでLINEが判断し、機能拡張していきます。

LINE Payの導入に向いている会社や業界は?

LINEをよく使う若年層がターゲットの会社です。例えば、若い女性向けアパレルや、また、LINE Payはオンライン決済も可能で、オンライン決済に限り、クレジットカードと連携しておりオンラインゲームの支払いに向いているでしょう。(ただ、若いユーザーはクレジットカードをあまり持っていませんが)

その証拠にLINE Payはあの「ZOZOTOWN」や「ラクマ」など若い層が使うサービスに導入されております。

逆に年齢層が30代以上だったり、高級商材になると、すでに普及しているクレジットカード決済や現金が使われるため、導入してもあまり意味はありません。

LINE Payを導入するメリットは今のところ、キャッシュバックキャンペーンに事業者が上手くのって、自社の売上や露出も便乗して伸ばすのが良いでしょう。

ただ便乗したマーケティングを狙うのであれば、PayPayも同時に検討した方がよいです。ただし、決済手段をあまりにたくさん入れてしまうと、従業員が混乱してしまうので、従業員の負担の兼ね合いを見て進めましょう。

LINE Payのライバルは?今後は社会インフラを目指している!

20%キャッシュバックキャンペーンを行っている同士のQRコード決済大手の「PayPay」がライバルと思われるかもしれませんが、厳密にはLINE Payのライバルは決済業界に存在しません。なぜならLIEN Payが目指しているのは決済業界でのリーディングカンパニーではなく、LINE Payそのものが社会インフラになることです。

LINEPayは「決済」「公共料金の支払い」「個人間送金」「保険」「銀行」など、お金が動くシチュエーションでの誰でも当たり前に使う社会インフラになることが目的なのです。それが実現すれば、LIENには莫大な手数料収入が入り、会社の規模は今よりもっと大きなものとなるはずです。

そしてチャットとのLINEは、もはや社会インフラと言えるくらい普及しているアプリですから、それに伴いLINE Payの利用者が増えれば、それは不可能ではありませんが、筆者は普及しないのではないかと予想しております。

LINEはあくまでコミュニケーションツール、QRコードの決済アプリとしてはメジャーにならないと思う3つの理由とは?

私個人の感想としては、LINEはキャッシュレス決済のメジャーにはならないと思っております。その理由は3つあります。

理由①あくまでLINEアプリの1機能に過ぎない

PayPayやOrigamiPayなどの競合他社が、決済専用アプリなのに対して、LINE PayはLINEアプリの中の機能です。日本人の多くはLINEをインストールしていますが、コミュニケーションツールとして使っており、LINEの他の機能はほとんどの人が使っておりません。もちろん、LINE Payもです。

なぜなら、PayPayなどはアプリを起動してすぐ使えるのに対して、LINE Pay は、LINEを起動して、LINE Payの画面を選択するので、他のQRコード決済に比べて、1アクション多いのです。これはユーザーからすると非常に面倒です。

理由②過去にLINEでベッキー不倫事件でLINE流出などあり、セキュリティーが強いのが仇となっている!

今から2年前に、タレントのベッキーさんがゲスの極みのボーカルと不倫した際にゲス極のボーカルの奥さんに、ベッキーさんとゲス極さんのLINEのチャット内容が全て流出する事件がありました。それ以来、LINE社はセキュリティー機能を徹底してきました。セキュリティーは強くなると、デメリットとしてユーザーの利便性は損なわれます。

そして、LINE Payも「コード支払い」の際は、いちいち6桁のパスワードを入力しなくてはいけません。PayPayにはそれがありません。たましかLIEN Payを使わないユーザーはパスワードを忘れてしまいます。これでは普及しません。※ただし、スマートフォンが指紋認証対応の場合はパスワードが不要になります。

理由③広告作戦で同じQRコード決済のPayPayに負けている!

QRコード決済分野では、2018年の11月まではLIEN Payが最も露出が高かった印象です。テレビCMなどもやっておりました。

しかし、PayPayが資本力を活かして、20%キャッシュバックキャンペーンを行ってからは、PayPayの後ろに隠れてしまった印象です。筆者はQRコード決済がメジャーになるとは思ってませんが、同じQRコード決済のPayPayにマーケティングや資本力で劣っており、これを覆すのは難しいと考えています。

QRコード決済のキャッシュバックキャンペーンの波に乗って売上をあげるのでしたら、PayPayがおススメです。第二弾キャッシュバックキャンペーンは5月13日に終了しましたが、まだまだPayPayが普及しているとは言い難く、第三弾キャンペーンが今後あるかもしれません。

キャッシュレス決済でLINE Payを導入するなら、AirPayを導入しよう!なぜならクレジットカード決済とSuica決済の両方ができるから!

今まで現金商売をやってきた事業者が、キャッシュレス決済を考えているのなら、リクルート社が運営するスマホ決済のAirPay(エアペイ)を導入した方が、ユーザーの利便性が高まり、中長期的には売上が伸びるでしょう。なぜなら、このスマホ決済はクレジットカード決済とSuicaなどの電子マネー決済の両方ができるからです。

また、5月9日にAirPayは「PayPay」にも対応することを発表しました。ですから、LINEペイ導入は、AirPay導入を前提に考えるべきなのです。AirPayは端末無料キャンペーンなども随時やっているので、詳しくは下記の公式ページをご覧ください。

AirPay(エアペイ)の公式ホームページ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

手数料が3.24%のクレジットカード決済ならAirペイが断トツでおススメ!

クレジットカード決済を導入する時にどうせなら、Suicaなどの電子決済に対応している方がいいですよね!Airペイなら、クレジットカード決済と電子マネー(Suica)の両方が導入できます!しかも振込手数料が0円です。

そしてスマホ決済だから、カード手数料がたった3.24%

詳しくは下記バナーより公式サイトをご覧ください!




AirPay(エアペイ)公式ページはこちらから

SNSでもご購読できます。

コメント

コメントを残す

*