「そろそろクレジットカード決済対応を考えたい!」
「スマホ決済でいい会社はどこだろうか?楽天ペイは、他と何が違うのかな?」
とお悩みではないでしょうか?楽天ペイの特徴は、クレジットカード決済は当然として、下記のように様々な決済方法に対応しているのが強みです。
◆楽天ペイが対応している4つの決済方法
①カード決済
②電子マネー決済(EdyやSuica等)
③QRコード決済(楽天ペイ、auペイ)
④ネット決済(ID決済と呼ばれるサービス)
さらに、楽天銀行の口座があれば「翌日入金」「振込手数料無料」は大きな魅力です。そしてお店のターゲットが主婦層だったり、女性が多い場合はスマホ決済の楽天ペイを導入すれば、楽天ポイントを集めている層に刺さり、売上向上につながる場合もあります。
本日は楽天ペイについて、決済会社で15年間働いていた筆者が、詳しく解説いたします。
QRコード決済の中で利用率が3位の「楽天ペイ」!1位は「PayPay」
まずは、下記の図をご覧ください。下記は調査対象2.5万人のうち、現在QRコード決済サービスを利用していると回答した14,608人を対象にアンケートを行った結果です。「MMD研究所(MMDLabo株式会社)が発表した2023年1月のデータです。
◆最も利用しているQRコード決済サービス
データ引用元:スマホ決済サービスを併用している割合は62.6%、利用サービス数は平均2.7個 最も利用しているスマホ決済サービスは 「PayPay」(MMD研究所)
楽天ペイは、PayPayに比べると、利用者数は大差をつけられているものの、上位の3位につけております。しかも、楽天ペイはPayPayのような「巨大なキャッシュバックキャンペーン」をすることなくです。
その大きな理由は楽天IDを持っている人が1億人を超え、しかも楽天ID(すでに決済手段を登録しているIDが多い)を使えば、カンタンに楽天ペイにログインできてしまうメリットがあるため、巨額なキャッシュバックキャンペーンを使わずに、楽天ペイの利用者を増やすことができたのです。
しかも、楽天ペイはau ペイとの連携を開始したこともあり、PayPayにつぐQRコード決済として、伸びていくでしょう。auペイとはau Walletのサービスの一つで、すでに利用者が3,000万人を超えるサービスです。auペイユーザーは楽天ペイも利用できるため、利用者数が一気に増える可能性があります。
参考記事:au PAYが後発でも強い理由
ややこしいけど「楽天ペイ」の4つの決済方法を押さえておこう!
決済方法が多すぎると、混乱してしまうかもしれませんので、ネットからリアル(実店舗)まで様々な決済サービスを使える楽天ペイの4つの決済方法について解説いたします。
①スマホ決済(クレジットカード決済)
楽天ペイは「楽天スマートペイ」というサービスで2013年に「スマホ・タブレットで決済」できるスマホ決済サービスがスタートしました。
当時のクレジット決済は手数料が高いため、中小の個人事業者にはクレジットカード決済は敬遠されていましたが、スマホ決済では手数料が3.24%と安いこともあり、主に楽天市場に参加している企業や、楽天トラベルや楽天ダイニングなどに参加している企業に営業活動を行い、加盟店を増やして行きました。
②楽天Edy(電子マネー決済)
楽天ペイでは「電子マネー決済」の「楽天Edy」が使えます。また主要13ブランドの電子マネー決済に対応しています。
EdyはSuicaなどの電子マネーの走りで、ソニーの子会社として経営をスタートしましたが、他の電子マネーサービスに押されて、シェアを獲ることができませんでした。そこで2010年に楽天の資本が入り「楽天Edy」となり、楽天市場で使わせるとともに、楽天市場でリアル店舗を持つ事業者に「楽天Edy」を導入を推進しました。
③QRコード決済
QRコード決済は元々は中国で主流の決済方法で、顧客ユーザーはスマホにアプリをダウンロードして、店舗側が表示したQRコードをスマホで読み取り、決済するサービスです。キャッシュレス決済の導入が手軽になるサービスです。
QRコード決済は日本でもPayPayを筆頭に、ここ数年で一気に普及してきました。
このQRコード決済は電子マネー決済よりも良い点があります。それは読み取り端末が一つで良いという点です。電子マネー決済には「Suica、nanaco、waon…」など様々ありますが、各親元が様々な事情で相乗りをしなかったため端末の企画が統一されておらず、かつては複数の端末導入が必要でした(ただし楽天ペイは全ての主要電子マネーを網羅しています)。
しかし、QRコード決済は読み取り機が一つあれば良いので、場所を取らないためお店側も対応しやすいメリットがあります。日本政府も近年でキャッシュレス化を推進しており、店舗にとって導入がカンタンなQRコード決済が、今後も日本で益々普及していくでしょう。
また、楽天ペイのQRコード決済は3,000万人以上のユーザーがいるauペイにも対応しており、QRコード決済市場では、PayPayとともに有力な選択肢となるはずです。
④楽天ID決済(オンライン決済)
オンライン決済とも呼ばれておりましたが、楽天ID決済とは、店舗事業者の自社ECサイトに楽天IDでログインができるサービスで、自社ECサイト楽天IDでログインできるサービスです。ユーザーは楽天IDがあれば、個人情報を入力する必要がありません。顧客ユーザーは安心して、決済ができるというサービスです。
ユーザーにしてみれば、楽天やAmazon以外の小さなECサイトにIDとPASSを作るのは面倒ですが、楽天IDが使えれば、ポイントも溜まり、決済の際は「このECサイトは大丈夫かな?信頼できるの?」という不安を払しょくできるため、非常に利便性が高い決済サービスです。
Amazonにも同様のAmazonペイというサービスがあり、これらを「ID決済」と呼んでいました。またこの楽天ID決済は、映画のチケット予約にも使用されております。
楽天ペイはリアル決済とオンライン決済の両方があるので、未だ記憶に新しい政府からの外出自粛要請など、実店舗の方がそういった緊急事態からなんとか売上をあげるために、導入するののも手であります。楽天ペイの詳しい導入方法などは下記の公式サイトをご覧ください。
スマホ決済としての楽天ペイの3つの特徴は?
特徴①楽天ペイはリアルからネット決済までをカバー
先ほどの説明したとおり、下記の4つの決済サービスに対応しております。
①クレジットカード決済
②電子マネー決済
③QRコード決済
④ID決済(オンライン決済)
つまり楽天ペイのスマホ決済は「電子マネー決済」を使うこともでき、もし事業者が「ECサイト」を所有していれば、楽天ID決済も利用することができるため、楽天ペイを導入しれば、リアルからネットまであらゆる決済をカバーしてくれる利便性が極めて高いのが特徴です。
そして、スマホ決済で人気のある「Google Pay」と「Apple Pay」の両方に対応しているのは楽天ペイだけです。※AirペイはApple Payのみ対応
特徴②指定銀行口座を「楽天銀行」にすれば、翌日入金と振込手数料が無料
楽天ペイを導入する場合は、指定する銀行口座を楽天銀行にするべきです。資金繰りが不安定な個人事業者は、楽天ペイでクレジット決済された場合に、翌日に自動入金されます。また楽天銀行に限り振込手数料が無料になります。
翌日入金が可能なスマホ決済会社は「楽天ペイ」と「スクエア」だけです。スクエアの場合の指定銀行は「三井住友銀行」と「みずほ銀行」です。もし、スマホ決済の導入で翌日入金という特徴を重視するなら、楽天ペイとスクエアのどちらかを導入するのが良いでしょう。
◆翌日入金のための銀行口座
楽天ペイ==>楽天銀行
スクエア==>三井住友、みずほ
ですから、翌日入金が必須で、かつメインバンクが「三井住友」か「みずほ」の場合は、スクエアという選択肢になります。スクエアについては下記の公式ページで最新の手数料やキャンペーンを確認してみましょう。
また、STORES決済も、手動操作による翌々日入金を全銀行口座にて対応しています。楽天ペイ、スクエアと比べると1日遅いですが、それでも全銀行口座が対応なのはメリットが大きいです。
特徴②楽天経済圏の楽天スーパーポイントが利用できるから自社の売上貢献!
楽天ペイアプリは2019年3月18日のバージョンアップにより、楽天ペイのアプリからポイントカード用のバーコードを表示することで、楽天スーパーポイントをためることできるようになりました。
少しわかりにくいのですが、楽天ペイには3つのポイントがありました。
①楽天ペイのポイント
②Edyのポイント
③楽天スーパーポイント
かつては楽天ペイを使っても、楽天ペイのポイントしか溜まりませんでしたが、今現在はアプリで「楽天スーパーポイント」をユーザーが選べば、QRコード決済の時に楽天スーパーポイントをためることができきるようになるのです。
※注意①~③のポイントは統合されておらず、バラバラなので、それぞれでポイントを貯めるイメージです。ただし、楽天スーパーポイントの訴求率は抜群です!
特徴③楽天ペイの端末はICチップ対応の暗証番号入力可能でセキュリティーが万全
クレジット決済の悪い面は、スワイプ型(クレジットカードを上から下に端末に擦るタイプ)の端末で不正が多い点でした。現在、経済産業省が主導し、セキュリティーレベルの高いICチップ対応端末への移行が進められております。この点では、楽天ペイの端末はすでに対応済みです。
◆ICチップ端末
また、クレジットカード決済には「サイン」と「暗証番号入力」の2つがありますが、チャージバックが発生しづらいのは「暗証番号入力」のタイプです。もし、スマホ決済導入を検討しており、あなたの業界が「クレジットカードのチャージバック」が発生しやすい業界(転売目的、美容サービス)であったのなら、暗証番号入力対応の端末は必須となります。
そういった面でも楽天ペイの端末は「暗証番号入力」に対応しており、万全です。
楽天ペイの手数料や費用は?
スマホ決済の大手6社と比較してみましょう。下記の表をご覧ください。
◆スマホ決済大手6社比較表1
※スクエアはカード決済手数料が安くなるキャンペーンを実施しております。
◆スマホ決済比較表2
◆スマホ決済比較表3
手数料においてスマホ決済業界では、差別化要素はなく、キャンペーン中のスクエアを除いて、ほとんどの企業が3.24%という安い手数料です。楽天の手数料も最安値の3.24%になっています。また初期・導入手数料も無料です。
なお、手数料については下記記事にてより詳しく比較解説していますので、楽天ペイをご検討の方も是非ご参考ください。
楽天ペイを導入する場合は、翌日入金可能で、振込手数料も0円になるため楽天銀行で口座を作るのが良いでしょう。楽天以外の銀行だと手数料が330円もかかってしまいます。また振込手続きも、楽天ペイの端末から自分で操作をしなくてはなりませんので、手間がかかりますので楽天銀行の口座があることが前提となります。
楽天ペイのカード決済機能に「分割払い」や「リボ払い」はない!
もし、楽天ペイを導入を検討している場合は、事前に
・分割払い
・2回払い
・リボ払い
・ボーナス払い
に対応していないので、もし高額商品を扱うお店の場合であれば、スマホ決済の「USEN PAY」を検討してみてください。上記の「分割払い」「2回払い」「リボ払い」「ボーナス払い」の全てに対応している唯一のスマホ決済端末です。
利用率の高い「カード決済」「電子マネー決済」「PayPay」に対応しているのはAirペイとスクエアとUSEN PAY
また、PayPayの利用率が、クレジットカードに次ぐ利用率というデータがあります。下記をご覧ください
◆キャッシュレスサービスの利用率と登録率
そう考えると、スマホ決済端末を導入するなら
①カード決済
②Suicaなどの電子マネー決済
③PayPay
の3つに対応しているべきであり、これらの3つの決済に対応しているスマホ決済端末はAirペイとスクエアとUSEN PAY(旧:Uペイ)の3社です。
楽天ペイのサポート体制は?
スマホ決済のサポートは、どの会社であっても手厚いというビジネスモデルではありませんが、その点楽天ペイの場合は、楽天市場での問い合わせノウハウがあり、しっかりしている印象があります。
楽天ペイのシステムは?
楽天ペイの場合は端末が、クレジットカード決済、電子マネー、QRコードと3端末に対応しており、店舗はそれそれの端末を用意する必要がなく大変便利です。また端末は楽天が自社の名前で取り扱っており、他社での端末の取り扱いはありません。
また、楽天市場のスーパーセールでは一気にトラフィックがサイトに集まりますが、サイトをダウンさせずに運営しているノウハウがあることから、システムは相当強いであろうと思われます。
楽天ペイのライバルは?
QRコード決済においては、PayPayがライバルとなります。キャッシバックキャンペーンを展開しており、QRコード決済この分野においては、楽天ペイは少し露出が弱い印象を受けますが、1億人を超える楽天IDがあるために、これらのライバルに負けておりません。
リアル決済においては、AirペイやSTORES決済、スクエア各社がライバルとなってきます。
インターネット決済においては「Amazon Pay」がライバルです。Amazon Payは自社ECサイトの決済画面に、下記のようなAmazonのボタンを設置し、自社ECサイトで、AmazonログインとAmazonでの決済ができるものです。一方全く同じ仕組みで「楽天ペイ」があります。
◆Amazon Payとは下記のようにECサイトの決済ができるもの
◆楽天ペイ(ネット決済)とは楽天IDで、ECサイトで決済できる!
どちらもほぼ同じ機能でありますが、若干手数料がAmazon Payの方が安くなります。詳しくは別ブログですが、私が書いた記事をご覧ください。
楽天ペイのパートナー戦略は?
楽天ペイは連携しているPOSレジが多いのも特徴です。
・スマレジ
・Orange-Operation
・Bionly
・poscube
・pos+
・ユビレジ
iPhoneやiPadを利用し、各POSレジと連携できるのは、大変便利です。
楽天ペイが向いている会社とは?
楽天ペイは楽天市場にすでに出店している店舗や、これからスマホ決済を導入する場合で、楽天銀行に口座を作っても良い方には手数料も安く、大変利便性が高いスマホ決済です。また中国人向けのQRコードにも対応していますので、ターゲットに訪日中国人がいる場合も、大きな検討材料のひとつとなるでしょう
また、電子マネー決済が気軽に導入できるのも、他社にはない大きなメリットです。導入を検討する方は、公式ページで最新の楽天ペイの情報をチェックしてみてください。
そして主婦層がターゲットという方は、主婦に大きくリーチしている楽天スーパーポイントが使える楽天ペイは売上が伸びる可能性があります。楽天ペイを導入される方は、端末無料キャンペーンなど、公式ページでキャンペーンを確認してから、導入を決めましょう。
また、自店舗の近くに「デイリーヤマザキ」や「くすりの福太郎」「マルエツ」など楽天ポイントが使える貯めるお店が多い場合も楽天ペイの導入を検討したほうが良いでしょう。
楽天ペイのまとめ
楽天ペイは「クレジットカード決済」「電子マネー決済」「QRコード決済」「オンライン決済」の4つに対応しながら、手数料が安く非常におススメです。楽天ペイを導入する場合は、楽天銀行も指定口座として登録しましょう。そうしなければ楽天ペイの強みが半減してしまうからです。
筆者が一番おススメしたい端末は「Airペイ」
そして、現在のキャッシュレスの流れは、利用率を考えると以下の3つの決済手段に対応した、キャッシュレス端末にすべきです。
①カード決済
②電子マネー決済
③PayPay
加えて、インバウンド向け決済の充実度から考えるとAirペイが最有力候補となるのではないでしょうか?
Airペイでは随時キャンペーンを行っているので、詳しくはAirペイの下記公式サイトをご覧ください。
そこらへんの比較サイトとは比べものにならないぐらいの内容の濃さで感銘を受けました。決済代行会社とは今まで何社か付き合ったことがあるのですが、その時の記憶とバッチリ繋がりました(笑
もしよろしければ決済代行会社のアフィリエイト事情を記事にしていただきたく、お願いいたします。
YAMさん、
返事がだいぶ遅れてすいません。決済代行の会社はアフィリエイト以前にWEBマーケティングが進んでおりません。これは決済代行というよりもBtoBの会社全般に言えることでしょう。その中でもBtoCに近い「スクエア」「楽天ペイ」「エアペイ」などは、比較的WEBマーケティングに力を入れています。なぜなら出身母体がもともとWEBマーケティングに強いことがあげられますね。そういった企業はアフィリエイトも活発にやっています。またアフィリエイター側も、「クレジットカード」系を主戦場にしている実力者が、決済側にも、余力で勝負しにきている印象です。(キーワード「クレジットカード」系に比べれば、決済の収益なんてゴミみたいなものです。残念ながら。)
初めまして、エアペイ、楽天ペイを審査を進めて愕然となってる所でコイニーに行きつき 口コミを探しているときにこのページにたどり着きました。
エアレジを使ってるので当然、エアペイに申し込みますがエアペイは間を開けて二度と審査落ち
楽天ペイは現在審査中です。
先程、楽天ペイから連絡があって
商品ごとに申し込みしてくださいと、
営業妨害だろう?としか思わないような要望がきました(笑)
弊社はサプリメントや雑貨を売っています。セレクトショップです。
それを商品部門毎の申し込みで
審査が通れば、商品毎にログインしてレジを打ち
商品毎にクレジット決済だと言われました。
日用品、食品、雑貨と分けなくてはならないと言われ
現実的でない要望にビックリしています。
楽天ペイも店舗側にメリットの無いことをしてどうするんでしょうね?
美容室で髪切ってシャンプー買ってもレジは別々ですか?って聞いたら
その様な規約になっておりますと
言われました(笑)
なので今からコイニーに審査の申し込みをするところです。
でも事前に色々と聞かないと駄目ですね、時間の無駄になります。